宮城県議会 9月定例会
2016年10月1日
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宮城県議会 9月定例会ので障がい者みなさんの提言を村井知事に質問しました。
知事は「宮城の将来ビジョン」について、貧困、障がいなどの困難を抱えている方々への支援を県政の最優先課題とする決意を述べられました。
津久井やまゆり園の事件は、障がい者を取り巻く環境について、大きな課題を浮き彫りにしました。 この事件に対し当事者から、『相模原の事件は極めて痛ましく、激しい恐怖と怒りを覚えます。あの事件は障がい者がどのような状況にあるのか、ということを示すひとつの縮図であるとも感じます。「なぜ愛する子どもや親族を入所施設に入れなければならないのか」「なぜ、被害者の氏名が非公開にされたのか」 障がい者を取り巻く根源的な課題です。「特別な環境で守る」のではなく「同じ環境地域で共に生きる」ことを目指しほしい。
「共に生きる」ための取り組みとして、今日傍聴にいらしている、24時間人工呼吸を使用している筋ジストロフィー患者さんから、東日本大震災後から、リスク管理や共生社会を考える講演会活動を行い、今年の3月11日にNPO法人LIFESETを設立し、現在、就労継続支援B型事業所を、2017年4月1日から開所するために奔走しています。「重度障害や難病の方でも雇用の機会を得て、生きがいをもって地域社会の中で安心して暮らしていける環境作りが必要です。」と提言いただきました。
知事が思い描く宮城の福祉の将来像、共生社会に対する考え、長期に渡っての障害福祉分野における明確なビジョンなど、これからのあるべき宮城の福祉について、県民の皆様に表明していただきたいと思います。