村井増税
2007年10月5日
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県議会の一般質問が終わり今日から補正予算の質疑になる。今回の争点は、みやぎ発展税と言われる 村井増税。反映の富の循環で幸福になる。これが村井知事の政治哲学。県内総生産10兆円をめざすために9月議会に条例を提案している。
私は、増税は県民のみなさんと必要性について十分な論議と説明が必要である。しかし策定プロセスにおいて、明らかに説明不足であり必要性についても具体策がなく提案に反対である。
各自治体で企業誘致に多額の税金を投入している。先日、改革みやぎで三重県、愛知県のトヨタ工場に視察にゆき、自治体関係者に企業誘致に税金を投入して県民の利益は?との問いに明確な答えはなかった。企業誘致によって雇用が生まれ働き世代の定住や法人税の増収は見込まれるが、本来行政の果たすべき役割についてもう一度考える必要があると思う。
今社会が企業に求められるのは、CSRなど企業利益だけではなく社会への貢献に期待が寄せられいる。自動車関連産業を誘致するためには、たとえば地球温暖化防止のために公共交通に走れば走るほど空気がきれいになるエコ燃料の自動車を大学機関と開発 導入し、東北6県と県民と民間との協働で世界に誇れる環境共生都市宣言をめざすこと 企業で働く人の住宅施策を推進するなど戦略的政策が必要ではないか。安易な増税は、企業にとってもメリットはないと思う。