宮城の農業再生、グリーン・ツーリズムの促進について

2003年12月9日/2003年11月議会
【問】遊佐美由紀
産業振興を中心とした地域振興の一体的な推進の具体策として、都市と農業の交流を図るグリーン・ツーリズムは重要な柱となると思う。グリーン・ツーリズムの促進に向け、民泊で農業体験を希望する学校や都市から癒しを求めてくる人々を受け入れやすい体制にするための民泊、民宿の規制緩和及び県、産業振興事務所においての推進体制について伺いたい。
【答】
県では、平成15年11月に「体験学習に伴う農林漁家への民泊の実施方針」を定め、これに該当する体験民泊の受け入れについては、旅館業法の対象外としている。一方、農林漁業体験民宿については、客室延べ床面積が33m2未満でも、簡易宿所営業の許可が取得できるようになり、さらにこれらの小規模な簡易宿所営業施設は、浴室やトイレを増設せずに許可が取得できるようになった。また、グリーン・ツーリズムについては、庁内各部・各課の施策を総合的・一体的に推進する必要があるため、平成15年7月には「みやぎグリーン・ツーリズム推進庁内連絡会議」を立ち上げ、県庁・地方機関とともに積極的に取り組んでいる。

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