心と地域の復興、豊かな地域社会づくりのために女性ゼロ議会をなくそう!

2015年4月14日
 4月12日前半の統一地方選選挙が実施され、民主党の女性議員ネットワーク会議の仲間の多くの議員が当選を果たしました。しかし、全国において女性議員ゼロ議会が未だ多くあり、宮城では栗原市、気仙沼市が女性議員のゼロ議会となっています。
 東日本大震災により、仙台市議会は7月24日、宮城県議会選挙は10月に予定されています。民主党宮城県連では、昨年女性の政治スクールを開催し、女性候補擁立に向けて努力を重ね、仙台市議会議員の予定候補者として宮城野区に平井みどりさん、宮城県議会議員若林選挙区の予定候補者千葉阿佐子さんを決定しました。今月行われる大衡村村議会議員選挙には、作並ゆきのさんが予定候補者となっています。
 一人でも多くの女性議員の誕生が、心と地域の復興、豊かな地域社会につながります。さらに努力を重ねてゆきます。

 民主党では、党の男女共同参画推進本部、参議院議員神本美恵子本部長を中心にクオータ制の導入について議論を重ねています。
「女性の政治参画に向けた諸外国の取り組み」クオータ制について、
(1)法律によるもの
(2)政党による自主的な取り組み
(3)その他の自主的な取り組みがあること。

法律によるものの例として
  • 議席割当制(ルワンダなど)、候補者名簿にクオータ制を導入しているもの(フランス上院、韓国の比例代表など)
  • 候補者割合により助成金を増減=女性の候補者が少ないと政党への助成金を減額(フランスや韓国の小選挙区など)
  • 政党による自主的な制度としては、候補者名簿における男女比をあらかじめ定め(ドイツキリスト教民主同盟)
  • 名簿の登載順を男女交互にする(スウェーデン社民党・ノルウェー労働党)取り組みがあり、 民主党内のクオータ制、法律によるクオータ制についてアクションを起こすために、次期国政選挙に向けて、結論をいつ出すかをも含めて議論する
としています。

 私も策定に関わった、民主党の改民主党改革創生会議において、男女共同参画の党をつくるとの観点から
(1)2020年における党所属議員の割合を30%とするための女性候補擁立方針
(2)比例ではブロック名簿第1位を原則女性とするべき
等が要請されており、民主党内でのクオータ制を早急に実現するために7月に予定されている民主党女性議員ネットワーク会議において取り組みを進めてゆきたいと思います。