ファミリー カウンセリング ミーティング

2007年1月11日
 7日(日)に家族相談士とファミリー カウンセリングミーティングの会をつくろうと話し合った。メンバーは、看護師、教師、主婦、そして私(保育士資格取得) 現在 医療や教育、政治、家庭の経験を通じて家族相談の必要性を感じ自己研鑽と実践を行う会の立ち上げと準備をすすめている。連日のように、虐待、家族とめぐる事件が相次いでいる中、家族が抱えている問題をいち早く解決するために私たちができることから取り組んでゆきたい。

家族相談士について <心理学の資格>
 家族の中で起こるさまざまな葛藤や混乱が報告されて以来、家族に対する心理的フォローが必要になっています。日本家族心理学会と日本家族カウンセリング協会は、この家族に対する心理的援助の専門団体として、研究・研修活動を行っています。
 家族診断士の資格は上記2団体が協同して設けた資格で、認定しているのは家族心理士・家族相談士認定機構です。家族相談士に求められるのは、家族関係の調整や健康な家族を作るための助言、指導、啓蒙活動です。家族カウンセリングとは家族カウンセリングは、1960年頃アメリカで始まった家族への心理援助の理論と方法です。
 教育分野や統合失調症の治療で家族へのアプローチが求められ、カウンセリングの新しい手法として発展してきました。個人の問題は大なり小なり家族関係の影響を受けています。そこで家族を1つのシステムとしてとらえ、歪みを見つけてバランスを正すために援助していきます。
 家族相談士に求められるのは、家族関係の調整や健康な家族を作るための助言、指導、啓蒙活動です。家族相談士の資格取得方法家族相談士の資格を取得するためには、以下の条件がクリアされなければなりません。

資格取得条件-1
 日本家族心理学会か日本家族カウンセリング協会に入会後2年以上経過した会員で、両団体が主催する研修会、またはワークショップで所定の学習を修めると共に、臨床経験を有する人。

 所定の学習とは、以下の領域と時間数です。
   人間発達研究の領域・・・12時間以上
   夫婦家族研究の領域・・・24時間以上
   夫婦家族療法の領域・・・24時間以上
   倫理・法律の領域 ・・・ 6時間以上
   ☆合計・・・・・・・・・66時間以上

資格取得条件-2
 家族心理学の領域で、研究実績および臨床実績を有する人。

資格取得条件-3
 家族相談士養成講座に登録し、各領域3分の2以上出席した人。ただし、臨床経験については別に定められています。

☆受講資格
 ・日本家族心理学会か日本家族カウンセリング協会に1年以上在籍している人。
 ・臨床心理士、学会認定カウンセラー、産業カウンセラー、医師、社会福祉士、
  保健師、看護師、保育士など。

家族心理士・家族相談士資格認定事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷2-40-7 YGビル5階
      TEL:03-3815-2680

 家族相談士の活躍の場家族相談士は家族を関連的に縦横から援助しなくてはなりません。そういう意味からも広い分野からの要請があり、活躍が期待されています。

教育の場では…保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、塾、養護学校など。
福祉の場では…特別養護老人ホーム、身障者施設、作業所など。
病院関係、地域では…市町村住民の家族個別相談、電話相談など。
そのほか…講演セミナーの講師、家族関係学習会などのリーダーなど。