家族相談士として

2006年7月7日
 最近寄せられる相談は、離婚、DV、子育ての悩みなど多岐にわたり深刻になっています。
 相談に的確に応じ、関係機関との連携で解決に結びつけるために、家族相談士の講座を2年間渡り受講し、『家族相談士』の資格を取得しました。家族の抱える問題と向き合い、家族が解決する力を持つよう努力してゆきます。これまで家族相談士は宮城県内に約100名誕生しています。学校、家庭などで活動できる法制度整備に取り組んでゆきます。
家族相談士とは?
 日本家族心理学会(1984年設立)と日本家族カウンセリング協会(1985年設立)は、家族に対する心理的援助の専門団体として、研究・研修活動を行っています。その一環として両団体が協同して、1992年に「家族相談士」の資格制度を開設し、家族への心理的な支援のできる専門家を養成しています。家族相談士の役割は、家族関係の調整や、健康な家族をつくるための助言、指導、啓発活動にありますが、今日の家族問題は、家庭内の人間関係だけでなく、学校、職場、地域社会、生活環境などと深く関わっており、それぞれの家庭を取り巻く社会状況があらゆる面で時々刻々とゆれ動いています。このような背景にも目を向け、一つの家族を相互関連的にも捉え援助していこうとする家族相談士の役割は、時代が最も要求するものとして関心が高まっています。