県立こども病院

すべての子どもたちが生きる喜びを感じ、
いのちを輝かせることの出来る社会をめざして
2003年4月3日
「手間がかかる割に医療費が安く採算が取れない」と言う理由で小児科や医師が減っています。
先日、岩手県の一関で、8ヶ月の乳児が急病で病院で診療を断られ、なくなるという悲しい出来事がありました。
救急、重い病気になったこどもの医療サービスを整えることが緊急の課題です。
私は、1995年 宮城県議会議員として「県民の声なき声」を県政に反映することを使命に活動を続けてきました。2期8年の任期中、2児の子どもを出産した経験から、小児医療施設は子どもたちや家族にとって望ましい環境になっていないと実感し、子ども病院の必要性を訴えてきました。
子ども病院をもとめる県民のみなさんの20万人の署名などから、みなさんの願いが実現しました。今年の秋、仙台市青葉区落合に「県立こども病院」が開院する予定です。
宮城県は、妊娠、出生から思春期、成人に至る子どものすべての成長過程において、高度で専門的な医療を提供するために、患者や家族の視点を尊重した医療サービスを提供するため、子ども病院を中核とする総合的な小児医療システムを整備する計画です。
21世紀、新しい時代「すべての子どもたちが生きる喜びを感じ、いのちを輝かせることの出来る社会をめざして」このことが私たちの使命ではないでしょうか。